実践編・中学校に行きたくない時に親を説得するマニュアル

futoukou
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こんにちは。中学3年生の2日目で不登校になりました、ひがし(@misuzu_higashi)です。

※現在は26歳です。

この記事を読んでいる中学生のあなたは、きっと学校へ行きたくないと考えているのではないでしょうか。
または、不登校をしながら、親(家族)からの圧力に負担を感じているのではないでしょうか。
この記事は、そんな状況をすっきりさせるために書いています。

私はまるまる1年間不登校だった当事者です。
親とぶつかりながら、最後は理解し合って不登校生活を終えました。

私がなぜ最終的に親と理解し合えたのか?
それは、以下のことを考え、行動と結果で学校へ行かないほうがわたしの人生にとってよいことであることを示したからです。

  • あなたは、なぜ学校に行かないのでしょうか?
  • あなたは、なんのために学校に行かないのでしょうか?
  • 学校に行かないことで、あなたにはどんなメリットがありますか?
  • 学校に行かないデメリットより、メリットの方が大きいですか?

本当に辛い現実ですが、中学生はバイトもできない、まだまだ子供です。
不登校生活によって充実した人生を送るにも、(認めたくないけれど)親の協力が必要不可欠です。
周囲の人はあなたが不登校になることの何が不安なのか?を考え、それをひとつひとつ解消させていくのが、不登校を認めてもらうカギです。
不登校はあなたに与えられた大切な人生の選択肢のひとつです。しかし、それを認めてもらうことは、まだまだ大変なことなのです。
最高の人生を送るため、自分が学校へ行かない、不登校になる、ということについて一緒に考えていきましょう。

【1】自分が不登校になる目的を考えよう

あなたは、なぜ不登校になるのでしょうか?
まずは、自分が「学校に行きたくない」と考えた理由を今一度明確にしてみましょう。

  • 学校に行くといじめられるから
  • 学校に行こうとすると体調が悪くなるから
  • 学級崩壊が起きていて授業が成り立たず、受験勉強に支障が出るから
  • 家から学校への道が遠く、その時間を無駄に感じるから
  • スカートをはくことに違和感があり、学校の制服を着たくないから

……等々、理由は様々だと思いますが、まずは「なぜ」学校に行きたくないかを考えましょう。
そして、その理由をもとに、なんのためにイレギュラーである”不登校”という選択をとるのか考えてみましょう。

学校教育は不自然な点もありますが、メリットがあるからここまで続いています。何も考えずに登校していれば内申点が与えられますが、不登校ではそうはいきません。

レールから外れる理由はなんでしょうか?

ひがしの場合

  • なぜ学校に行きたくないのか?

→学校が荒れており、関係のない問題に巻き込まれて先生に尋問を受けたり、いじめを傍観しながら受験勉強をするのは非効率的だと思ったから。また、運動の苦手な私にとって体育の授業が非常に苦痛であったため。

  • なんのために不登校になるのか?

→学校に行かないことで自らを苦痛から解放し、勉強効率を上げ、受験を有利に進ませるため。
※ひがしの場合は中3の2学期の成績のみが受験用の内申点として使われたため、当初は1学期だけ不登校をする予定でした。

やってみよう

  • あなたは「なぜ」学校に行きたくないのでしょうか?
  • あなたは「なんのために」学校へ行くことをやめたいのでしょうか?

【2】親は何が不安なのか考えよう

次に、親は何が不安なのかを考えます。
「学校へ行きなさい」という親をうざったいな、と考える気持ちも分かりますが、理解・協力してもらえたらこんなに頼もしい人は他にいません。
不登校への反対のしかたや日頃の態度から、親は何が不安なのか考えてみましょう。

  • 学校を休むと授業についていけなくなるのではないか?
  • 学校を休むと高校受験に悪い影響が出るのではないか?
  • 親である自分が悪口を言われるのではないか?
  • 学校に馴染めなかった子供の育て方をしてしまったのは親失格なのか?ということを考えたくなくて、現実逃避したい
  • 子供の学校に行きたくない理由に納得いかない

……等々が考えられます。
大きく分けて、3つになるでしょう。

  1. コミュニケーション不足
  2. 親の古い価値観
  3. 子供側の説得力(プレゼン能力)不足

では、これらを私なりの解釈で解説していきます。

1. コミュニケーション不足

“高校受験に悪影響があるのではないか?”

等がこれに当てはまります。

例えばあなたが中2で、クラスの学級崩壊が理由で1年間学校を休みたいとします。

あなたの住む地域が中3の1年間の内申点しか高校受験に影響しないならば、中1と中2の2年間は中学校に行っても行かなくても、高校側の採点には関係ありません(中3の勉強は中1と中2の勉強がベースになっているので、結果的に学習は必須です)。

それにもかかわらず、親が高校受験への影響を心配しているのならば、自治体の情報を調べて
「中3の1年間しか内申点換算されないから、今は関係ないんだよ、中3からはまた行くから安心していいよ」
と伝えたら、少なくとも今よりかは安心できますよね。

親世代と我々の受験方式は大いに異なり、地域によって更に変わります。

意外と大人は昔の知識で生きています。最新の情報を教えてあげましょう。

2. 親の古い価値観

“学校に馴染めなかった子供の育て方をしてしまったのは親失格なのか?ということを考えたくなくて、現実逃避したい”

等がこれに当てはまります。

しかし、黙っていれば朝起きて学校へ行き帰ることが当たり前のこの世界で、あえて学校へ行きたくない/行かないという選択をできる人間に育ったあなたはじゅうぶん立派だと思いませんか?

親が古い価値観にとらわれてしまっている場合、それをほぐしてあげるのは至難の技です。まずは親が古い価値観にとらわれていることをこちらが理解し、それを結果を出して黙らせる、という方向でいきましょう。

あなたが不安なのと同様に、親もまた不安なのです。

3. 自らの説得力不足

“なんとなく学校に行きたくないなんて納得いかない”

等がこれに当てはまります。

親へ学校に行きたくない気持ちや理由、目的が伝わっていないとき、親は心配の気持ちが高まります。自信を持って、胸を張って「自分は不登校になります」と言えるくらい、まずは自己分析をしましょう。

それでも学校へ行かない理由が思いつかない場合は、理由で説得するのをやめましょう。力づくで休んで、その後の人生で挽回しましょう。

少し親には泣いてもらうことになるかもしれませんが、大事なのは何より自分の人生です。

やってみよう

  • あなたの親は、あなたが不登校になることの何がそんなに不安なのでしょうか?
  • その理由は(1)コミュニケーション不足、(2)親の古い価値観、(3)自らの説得力不足のどれに当てはまりますか?※複数OK
  • どんな方法を使えば親の不安が解消されそうですか?

【3】高校進学について考えよう

ところで、あなたは高校進学について、どう考えているのでしょうか?

  • 高校に進学する(全日?定時?通信?)
  • 高校に進学しない

どの場合も、その”理由”を考えてみることが大事です。日本では高校進学することが当たり前だから進学する、という考えに「ちょっと待った」とブレーキをかけてみましょう。
いま中学校へ行かないという選択をした、そのあなたがあえて高校へ進学する理由はなんですか?また、高校に進学しない人は、その理由も改めて考えてみてください。

中学校と高校、中学生と高校生は、楽しみ方やそこにいる人々(生徒)の精神習熟度が全く異なります。今の中学校があなたにとって不快でも、良い高校を選んで進学すれば、楽しく有意義な学校生活が送れる可能性があります。

それができるかどうかは、学校選びをするあなた次第です。

やってみよう

  • あなたは高校へ進学するつもりですか?
  • (進学する場合)その理由はなぜですか?どのように学校に行かずに勉強し、志望校へ合格しますか?
  • (進学しない場合)その理由はなぜですか?就職活動等をどのように進めていきますか?

【4】親の不安を潰していこう

さて、これまでに私たちは【2】で親が抱える不安を親の立場になって考え、それを要素に分解して考えてみました。
そして、あなたはそれらの不安に対して「でも、それはこうだよ」という解決策や対策を持っているはずです。

勉強についていけないのが不安ならば?→適応指導教室に通う、通信教育を受けるetc。

生活リズムが崩れるのが不安ならば?→パソコンやゲームに触れる時間に自分で制限をかけるetc。

コミュニケーションを取る場がなくなるのが不安ならば?→地域のイベントに参加しコミュニケーションの場を保つetc。

また、それらを「絶対やる」という約束だけではダメです。相手を安心させるには根拠が必要となります。

次はそれを親にプレゼンテーションする準備です。プレゼンテーションをする時は、結論から話すのが一般的です。

私は中学校に行きたくない。期間は○年○月〜○年○月までの予定である。

なぜなら(【1】で考えたこと)だからだ。

しかし、親は学校に行ってほしいと思っていると私は認識している。

親は【2】で考えたような不安を抱えていると思う。

しかし、私は(【4】で考えたこと)でその悩みを解決できると思っている。その根拠は(【4】で考えたこと)である。

ちなみに、高校進学については【3】のように考えている。

なので、わたしは不登校をしたい。

これを、誠意を持って親に伝えましょう。

自分は子供だという意識に甘えず、ひとりの人間として認めてもらうために、自分も自分をひとりの人間として認めましょう。

やってみよう

  • 【2】で自分で考えた親の不安はどのようなものでしたか?
  • あなたはどのように不安を解消し、安心感を与えるつもりですか?
  • 安心感を与える行動をする約束はできますか?

【5】親と冷静に話し合いをしよう

シミュレーションはできましたね。
それでは、話し合いの実践です。

まずは改めて話し合いの目的やゴールを設定しましょう。学校へ行きなさいというのをやめてもらう、定時制高校への進学を認めてもらう等、各々違ってきますね。
そして今までと違う大きな点は「相手」である親が絡んでくることです。あなたは親と何らかのすれ違いを起こしているから話し合いをするんですよね。スタートはズレています。それを念頭においておきましょう。
最初は突拍子も無いことを言われて、えっ?と思うこともたくさんあるでしょう。それを一旦受け入れ、自分の言葉で返事をできるまで、自分の中で意志を成熟させましょう。

親も戸惑っていることを受け入れましょう。

そして、あなたの思いをしっかり伝えましょう。

やってみよう

  • 親は話し合いをする姿勢がありそうですか?
  • 話し合いの目的、ゴールはなんですか?
  • まず主張したいことはなんですか?
  • 親の言い分を聞く心の余裕を作りましたか?
  • 質問に答えられるくらい自分の中で意志は固まっていますか?

まとめ

「学校に行きたくない中学生」が自分の人生について考えながら「学校に行ってほしがる親」と相互理解をしていくことを想定してこの記事を書きました。

どうでしょうか。中学生には少し難しかったでしょうか。それでも、うんうんうなりながら、中学生のあなたが自分の人生について今一度考えてくれたら幸いです。

あなたの人生についてあなたがよく考えてあげるのは、あなたの幸せを願う皆のためでもあります。不登校はそのひとつの手段になり得るものです。

「不登校」という選択肢が、あなたの人生を豊かにしてくれることを祈っています。

おまけ1:ひがしみすずのプロフィール

筆者ひがしの詳しいプロフィールです。

おまけ2:おすすめ本

#不登校は不幸じゃない イベントを主催している小幡和輝さんの本です。
体験談をベースに様々な不登校が語られており、良い不登校生活を送るカギもここに隠されています。
親子で不登校という選択肢を考える手助けになる本です。

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